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日本の温泉 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用

日本は火山が多いために火山性の温泉が多く、温泉地にまつわる伝説、神話の類も非常に多い。また、発見の古い温泉ではその利用の歴史もかなり古くから文献に残されている。

文献としては日本書紀、続日本紀、万葉集、拾遺集などに禊の神事や天皇の温泉行幸などで使用されたとして玉造温泉、有馬温泉、道後温泉、白浜温泉、秋保温泉などの名が残されている。平安時代の延喜式神名帳には、温泉の神を祀る温泉神社等の社名が数社記載されている。

江戸時代になると貝原益軒、後藤艮山、宇田川榕庵らにより温泉療法に関する著書や温泉図鑑といった案内図が刊行されるなどして、温泉は一般庶民にも親しまれるようになった。この時代は一般庶民が入浴する雑湯と幕吏、代官、藩主が入浴する殿様湯、かぎ湯が区別され、それぞれ「町人湯」「さむらい湯」などと呼ばれていた。各藩では湯役所を作り、湯奉行、湯別当などを置き、湯税を司った。

一般庶民の風習としては正月の湯、寒湯治、花湯治、秋湯治など季節湯治を主とし、比較的決まった温泉地に毎年赴き、疲労回復と健康促進を図った。また、現代も残る「湯治風俗」が生まれたのも江戸時代で、砂湯、打たせ湯、蒸し湯、合せ湯など、いずれもそれぞれの温泉の特性を生かした湯治風俗が生まれた。

明治時代になると温泉の科学的研究も次第に盛んになり、昭和以降は温泉医学及び分析化学の進歩によって温泉のもつ医療効果が実証され、温泉の利用者も広範囲に渡った。

[編集] 日本での都市型温泉の広がり

近年では地域おこしの一環、観光客誘致のための温泉開発が全国的に行われ、また東京都内のような都市部でも温泉を売りにした温浴施設が開設、人気を集めている。

[編集] 欧州の温泉

日本の温泉が入浴本位で発展したのに対し、欧州の温泉は飲用を主に、日光浴や空気浴を加えた保養地として発達した。現在でも、鉱泉水を飲んだり、決められた時間だけ湯につかり、シャワーを浴びながらマッサージを受けたりすることは医療行為として認められている。

欧州の温泉地としては、チェコのカルロヴィ・ヴァリ、イギリスの バース、ベルギーのスパ、ハンガリーのブダペスト、ドイツのバーデン・バーデンなどが有名である。詳細は後述の項目を参照せよ。

[編集] 温泉の利用

湯を使う風呂が一般的でなく、衛生に関する知識や医療が不十分であった時代には、温泉は怪我や病気に驚くべき効能があるありがたい聖地であった。各温泉の起源伝説には、鹿や鶴や鷺(サギ)などの動物が傷を癒した伝説や、弘法大師等高名な僧侶が発見した伝説が多い。このような場所は寺や神社が所有していたり、近隣共同体の共有財産であった。 江戸時代頃になると、農閑期に湯治客が訪れるようになり、それらの湯治客を泊める宿泊施設が温泉宿となった。湯治の形態も長期滞在型から一泊二日の短期型へ変化し、現在の入浴形態に近い形が出来上がった。

温泉はヨーロッパでは医療行為の一環として位置付けられているが、日本では観光を兼ねた娯楽である場合が多い。学校の合宿、修学旅行に取り入れる例も多い。もちろん、湯治に訪れる客も依然として存在する。

[編集] 提供形態

一旦浴槽に注いだ湯を再注入するか否かで循環式と掛け流しに分類される。循環式においては、一度利用した湯を濾過・加熱処理をした上で再注入している。近年掛け流しを好む利用者の嗜好により、源泉100パーセントかけ流し等のキャッチコピーで宣伝しているところもある。

[編集] 入浴法

さまざまな湯温

時間湯 - 草津温泉(群馬県、高温浴(摂氏42度以上))

ぬる湯/持続湯 - 不感温度浴(摂氏34-37度)、微温浴(摂氏37-39度)

冷泉浴 - 増富温泉(山梨県)、寒の地獄温泉(大分県)

さまざまな入浴形態

打たせ湯 - 筋湯温泉(大分県)

立ち湯 - 鉛温泉(岩手県)

寝湯 - 湯之谷温泉郷

足湯 - 各所、屋外で無料のものも多い。道の駅たるみず(鹿児島県)に設置されているものが日本最長。

蒸し湯 - 鉄輪温泉(石室:大分県別府温泉)

箱むし - 後生掛温泉(秋田県)

砂むし - 指宿温泉(鹿児島県)、竹瓦温泉(大分県別府温泉)、別府海浜砂湯(大分県別府市上人ヶ浜)

まんじゅうふかし - 酸ヶ湯温泉(青森県)

岩盤浴 - 玉川温泉(秋田県)

泥湯 - 明礬温泉(大分県別府温泉)、すずめの湯(熊本県地獄温泉)、三朝温泉(鳥取県)、 後生掛温泉(秋田県)

飲泉 - 各所、禁忌の場合もあるので、飲む場合は注意が必要。

[編集] その他

温泉を食品加工などに利用した例

地獄蒸し - 別府市の鉄輪温泉が有名。温泉の蒸気で魚や野菜を蒸す。成分が逃げないのが特徴。

温泉卵 - 高温の源泉につけて卵をゆでる。

野沢温泉(長野県)では、収穫後の野沢菜の下ごしらえに利用したり、冬季に凍っている野沢菜をゆでるために温泉を用いている。また下ごしらえの場所として共同浴場の湯船を利用することでも知られている。

温泉納豆 - 黒石温泉郷や、四万温泉などで見られる。

[編集] 温泉の定義

日本では温泉は温泉法と環境省の鉱泉分析法指針で定義されている。

[編集] 温泉の要素

温泉には以下の要素がある。

泉温

泉温は湧出口(通常は地表)での温泉水の温度とされる。泉温の分類としては鉱泉分析法指針では冷鉱泉・微温泉・温泉・高温泉の4種類に分類される。

泉温の分類は、国や分類者により名称や泉温の範囲が異なるため、世界的に統一されているというわけではない。

溶解成分(泉質)

溶解成分は人為的な規定に基づき分類される。日本では温泉法及び鉱泉分析法指針で規定されている。鉱泉分析法指針では、鉱泉の中でも治療の目的に供しうるものを特に療養泉と定義し、特定された八つの物質について更に規定している。溶解成分の分類は、温泉1kg中の溶存物質量によりなされる。

湧出量

湧出量は地中から地表へ継続的に取り出される水量であり、動力等の人工的な方法で汲み出された場合も含まれる。

温泉の三要素は温泉の特徴を理解するために有益であるが、詳しくは物理的・化学的な性質等に基づいて種々の分類及び規定がなされている。

浸透圧

鉱泉分析法指針では浸透圧に基づき、温泉1kg中の溶存物質総量ないし氷点によって 低張性・等張性・高張性 という分類も行っている。

[編集] 温泉法による温泉の定義

日本では、1948年(昭和23年)7月10日に温泉法が制定された。この温泉法第2条(定義)によると、温泉とは、以下のうち一つ以上が満たされる「地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)」と定義されている(法的な定義による広義の温泉)。

泉源における水温が摂氏25度以上。(摂氏25度未満のものは、冷泉または鉱泉と呼ぶ事がある)

以下の成分のうち、いづれか1つ以上のものを含む。(含有量は1kg中)

溶存物質(ガス性のものを除く。) 総量1000mg以上

遊離炭酸(CO2) 250mg以上

リチウムイオン(Li+) 1mg以上

ストロンチウムイオン(Sr++) 10mg以上

バリウムイオン(Ba++) 5mg以上

フェロ又はフェリイオン(Fe++,Fe+++) 10mg以上

第一マンガンイオン(Mn++) 10mg以上

水素イオン(H+) 1mg以上

臭素イオン(Br-) 5mg以上

沃素イオン(I-) 1mg以上

フッ素イオン(F-) 2mg以上

ヒ素ヒドロひ酸イオン(HAsO4--) 1.3mg以上

メタ亜ひ酸(HAsO2) 1mg以上

総硫黄(S)[HS-,S2O3--,H2Sに対応するもの] 1mg以上

メタホウ酸(HBO2) 5mg以上(殺菌や消毒作用がある塩化物質。眼科で目の洗浄や消毒に使われる。)

メタけい酸(H2SiO3) 50mg以上(保温効果を持続させる作用がある。)

重炭酸ソーダ(NaHCO3) 340mg以上

ラドン(Rn) 20(100億分の1キュリー単位)以上

ラジウム塩(Raとして) 1億分の1mg以上

[編集] 鉱泉分析法指針による分類

環境省の定める鉱泉分析法指針では「常水」と「鉱水」を区別する。 湧出時の温度が摂氏25度以上であるか、または指定成分が一定の値以上である場合、これを「鉱水」と分類する。(鉱泉参照)

泉温

鉱泉分析法指針では湧出または採取したときの温度により以下の四種類に分類される。

冷鉱泉 - 摂氏25度未満

微温 - 泉摂氏25度以上摂氏34度未満

温泉 - 摂氏34度以上摂氏42度未満(狭義の温泉)

高温泉 - 摂氏42度以上

液性の分類 - pH値

湧出時のpH値による分類

酸性 - pH3未満

弱酸性 - pH3以上6未満

中性 - pH6以上7.5未満

弱アルカリ性 - pH7.5以上8.5未満

アルカリ性 - pH8.5以上

浸透圧の分類

溶存物質総量および凝固点(氷点)による分類

低張性 - 溶存物質総量 8g/kg未満、氷点-0.55℃以上

等張性 - 溶存物質総量 8g/kg以上10g/kg未満、氷点-0.55℃未満-0.58℃以上

高張性 - 溶存物質総量 10g/kg以上、氷点-0.58℃未満

[編集] 療養泉

鉱泉分析法指針では、治療の目的に供しうる鉱泉を特に療養泉と定義し、特定された八つの物質について更に規定している。

泉源の温度が摂氏25度以上であるか、温泉1kg中に以下のいずれかの成分が規定以上含まれているかすると、鉱泉分析法指針における療養泉を名乗ることができる。

溶存物総量(ガス性のものを除く) - 1000mg

遊離二酸化炭素 - 1000mg

Cu2+ - 1mg

総鉄イオン(Fe2++Fe3+) - 20mg

Al3+ - 100mg

H+ - 1mg

総硫黄([HS-,S2O3--,H2Sに対応するもの)- 2mg

Rd - 111Bq

さらに療養泉は溶存物質の成分と量により以下のように分類される。

塩類泉 - 溶存物質量(ガス性物質を除く)1g/kg以上

単純温泉 - 溶存物質量(ガス性物質を除く)1g/kg未満かつ湯温が摂氏25度以上

特殊成分を含む療養泉 - 特殊成分を一定の値以上に含むもの

[編集] 資料

鉱泉分析法指針

[編集] 温泉の種類

温泉はその含有成分によって分類がなされる。またその分類も掲示用泉質名、旧泉質名、新泉質名など3種類存在する。以下は掲示用泉質名の分類である。温泉の種類は泉質についても参照のこと。なお、各泉質に記載の効能はあくまで目安で、効果を万人に保証するものではないことに注意する必要がある。

[編集] 単純温泉

詳細は単純温泉を参照

鉱物分・ガス分の含有量が少ない温泉(温泉1kg中に1g未満)。刺激が少なく肌にやさしい。無色透明で、無味無臭。神経痛、筋肉・関節痛、うちみ、くじき、冷え性、疲労回復、健康増進などの一般的適応症に効果があるとされるが、それは泉質による効能ではなく、おおむね温浴によって血行が促進されることによる効果である。

単純温泉は成分の少ない単なる湯、質の低い温泉だと誤解されやすい。単純温泉とは、成分の含有量だけを評価したものであり成分の種類について規定したものではない。よって単純温泉とひとくくりにしても個々の泉質は多岐にわたるため単純な比較・分類はできない。成分の組成比によって、下記の各種温泉の性質を帯びることもあるし、様々な成分を少量ずつ含んだバランスの良い泉質となっているものもある。

[編集] 硫黄泉

詳細は硫黄泉を参照

多量の硫黄または硫化水素を含む温泉。白濁して卵の腐ったような臭いがある。硫化水素型の場合、換気が悪いと中毒を起こすことがある。概して高温で、ニキビ、オイリー肌、皮膚病、リウマチ、喘息、婦人病などの症状に効果あり。硫黄イオンはインスリンの生成を促す働きがあるので、糖尿病の症状にも有効。硫化水素は有毒物質で粘膜・皮膚・呼吸器を強く刺激する。病中病後で体力が落ちている人や乾燥肌の人には特に注意が必要であり、リウマチや喘息の患者が安易に入浴することは時として不適切となる。当該患者が硫黄泉の入浴を希望する場合は、事前に医師の指導を仰ぐことが望ましい。硫化水素は金属を侵すため、金と白金以外の金属製のアクセサリーを身につけて入浴してはならない。特に銀は著しく反応して輝きを失い黒くなる。

[編集] 塩化物泉

詳細は塩化物泉を参照

塩類、特に食塩を多く含む温泉。そのため食塩泉とも呼ばれることがある。温泉水1kg中の溶存成分が1,000mgを超え、そのうち陰イオンの主成分が塩素イオンのもの。主な効用としては、外傷、慢性皮膚病、打ち身、ねんざ、慢性リウマチ、不妊症、痛風、血管硬化症などがあげられる。飲用は慢性消化器病に効くといわれている(飲泉は、医師の指導を受け、飲用の許可がおりている場所で、注意事項を守って行うこと)。ナトリウムイオンは、脳のホルモンを刺激し、女性ホルモンのエストロゲンを上昇させる働きがあるので、女性の更年期障害にも有効。

[編集] 含鉄泉

詳細は含鉄泉を参照

炭酸鉄・硫酸鉄を含む温泉。水中の鉄分が空気に触れる事によって酸化するため、茶褐色を呈する。殺菌消毒作用がある。この泉質の温泉は保湿効果が高いので、体がよく温まる。貧血に効く。

[編集] 含銅・鉄泉

銅及び鉄を含む温泉。水中の金属分が空気に触れる事によって酸化するため、湯の色は黄色である。含鉄泉同様、炭酸水素塩系のものと硫酸塩系のものがある。血症、高血圧症などに効く。

[編集] 含アルミニウム泉

詳細は含アルミニウム泉を参照

アルミニウムを主成分とする温泉。旧泉質名は、明礬泉、緑礬泉など。殺菌消毒作用がある。肌のハリを回復させる効果があり、また慢性皮膚病、水虫、じんましんなどにも効く。明礬泉はとくに眼病に効果があるとされる。

[編集] 酸性泉

詳細は酸性泉を参照

多量の遊離した硫酸・塩酸などを含み、酸性反応を示す温泉(pH3以下)。刺激が強く、殺菌効果が高い。また、古い肌を剥がし新しい肌に刺激を与えて自然治癒力を高める効果もある。水虫や湿疹など、慢性皮膚病に効く。肌の弱い人は入浴を控えるか、入浴後に真水で体をしっかり洗い流すなどの配慮が必要。

[編集] 炭酸水素塩泉

詳細は炭酸水素塩泉を参照

アルカリ性の湯。重曹泉、重炭酸土類泉に分類される。重曹泉の温泉への入浴は、肌をなめらかにする美肌効果がある。疲労回復、病後の体力補強、外傷、皮膚病にも効果がある。飲泉すると慢性胃炎に効くといわれる。重炭酸土類泉の温泉は炎症を抑える効果があるので、入浴は、外傷、皮膚病、アトピー性皮膚炎、アレルギー疾患などに効く。飲泉は、痛風、尿酸結石、糖尿病によいとされる。万人向けの泉質であるが、アルカリ性の強さによっては入浴後に皮膚の弱い部位に軽微な炎症が起きることがある。それは一過性のものであるが、皮膚の弱い人は温泉から出る際に真水で身体を洗い流しておくとよい。

[編集] 二酸化炭素泉

無色透明で二酸化炭素が溶け込んだ温泉である。旧泉質名は単純炭酸泉。二酸化炭素が呼吸器と循環器を刺激し、毛細血管を拡張して血行をよくする効果がある。入浴による効果は、心臓病や高血圧の改善。飲泉は便秘や食欲不振によいとされる。ただし、この効果は血液中の酸素分圧を下げることによって得られているため、循環器および呼吸器の疾病を持つ患者がむやみに入浴すると、過度な刺激となり症状を悪化させるおそれがある。このような患者が二酸化炭素泉への入浴を希望する場合は、あらかじめ医師に相談するのが好ましい。また、入浴可能の指導を受けたとしても、長時間の入浴は避けておくのが無難である。

[編集] 放射能泉

詳細は放射能泉を参照

微量のラジウム、ラドンおよびアスタチンから水銀までの原子核崩壊によって生じる放射性同位体が含まれる(ウラン系列の記事に詳しい)。特にラジウムの含有量の多いものはラジウム泉とも呼ばれる。これらが放つ放射線は人体に悪影響を及ぼす可能性は小さく、ホルミシス効果で免疫細胞を活性化させるので、むしろ体に良いのではないかと考えられている。 皮膚病、婦人病を始め様々な病気や外傷に効果があるといわれ、特に良いとされるのは痛風、血圧降下、循環器障害である。癌の発育を妨げることがあるのではないかとも言われている。ただいずれの適応症も今のところ確たるエビデンスが得られておらず、今後の研究が待たれるところである。ラドン温泉の治療効果を解明すべく、三朝温泉には岡山大学医学部附属病院三朝医療センターが設置されており、本格的な療養を行っている。

[編集] 硫酸塩泉

詳細は硫酸塩泉を参照

硫酸塩が含まれる。苦味のある味。芒硝泉、石膏泉、正苦味泉に分かれる。血行をよくする働きがある。入浴効果は外傷や痛風、肩こり、腰痛、神経痛などに効く。飲泉は便秘やじんましんに効く。硫酸塩は、強張った患部(硬くなった肌)を柔らかくして動きやすくする働きを持っているため痛風や神経痛の症状に効果が高い。硫酸塩の中でも、硫酸カルシウムを多く含む泉質の場合、とろりとした滑らかな触感を伴う。硫酸カルシウムは石膏の成分であるためである。まれに誤解されるのが、硫酸が含まれていて危険ということである。硫酸は危険な物質だが、硫酸ナトリウム・硫酸マグネシウムなどは無害な物質である。また、硫化水素泉のような悪臭も放たない。硫酸塩泉は温泉入浴を禁じられている人以外にはこれといった弊害のない無難な泉質である。家庭用入浴剤の多くが、硫酸塩泉と似た組成である。